siroame026のブログ

This Silence Is Mine

友人の死

 

 

五月がそろそろ終わります。毎年五月は自殺で亡くなった、たった一人の友人を思い出してしまいます。

 

保育園に通っていた頃からよく一緒に遊んでいました。

いつも笑顔で明るい感じの子でした。

だけど時々、急に何も話さなくなることが多々ありました。

彼女は19歳で亡くなりました。

わたしが学校に行かなくなり入院が続き、自分が当時、閉鎖病棟の隔離室に入れられていた時

丁度今ぐらいの五月でした。

当時は、その子が行方不明が続いていると噂で聞いていて

わたしは自分のことで精一杯で彼女のことをすっかり忘れていました。

 

わたしが落ち着いたころ、担当医からその友人が亡くなったと聞かされた時は頭が真っ白で

涙が出ませんでした。

そして誰もいない沈黙の中で、彼女と過ごした記憶をずっと頭の中で繰り返し再生していくと、ポツリポツリ涙が出てくるんです。

彼女が行方不明だったとき、彼女の家族は探そうとしませんでした。

帰りが遅くても心配しない母親でした。

小学生の時、運動会や授業参観で保護者は見に来るのが普通ですが

彼女の場合は誰も来なかったんです。

運動会のお昼の休み時間はわたしとわたしの家族とでお弁当も分けて一緒に食べていました。

とにかく、彼女に対して無関心な家族でした。

それが彼女を死へと追い込んだのでは、と思いました。

未だに彼女の命日がはっきりとしていません。

死因は、川で溺死したと聞いています。

わたしが入院していたころ、彼女も統合失調症で入院もしていました。

 

わたしが最後に彼女を見たのはわたしが施設のイベントで彼女が入院している精神科へ行ったときです。

 

たまたま、彼女が院内を歩いているのを見て

わたしは名前を大声で呼んだのですが

もう見るからに生気がなく、声が届かずそのまま遠くへ歩いていったのを見たのが最後でした。

彼女の中で何があったのかはわかりません。

たまたまわたしが彼女と仲が良かっただけなのかもしれないと今は思います。

 

彼女の苦しみは彼女にしかわからないし

友人だったからって身内面するのもなんかなって思います。

 

だけど彼女のことを忘れることができません。

彼女の死がわたしの視点を変えたような気もします。

 

生きていた存在が消えるという実感を全身で感じているせいか、死を考えることが増えて行きました。

 

 

 

 

あなたは今どこにいるのだろう。

わたしはあなたを救ってはやれなかった。

あなたの笑顔は眩しかった

わたしはたまたまあなたのそばにいただけだった。

あなたがそばに居たからわたしは今まで救われてきた。

あなたを知ったつもりでいるのではなく

あなたという存在がわたしの中で永遠であってほしい

 

いつかどこかで